胃がんリスクを“見える化”する
~ABC検診で、あなたの未来を守りましょう~
胃がんは、日本人に多いがんのひとつです。2020年の部位別がん罹患数は、胃がんが男女とも第4位であり、総数では第3位となっています。また、2023年の部位別がん死亡数は、胃がんが男性で第3位、女性で第5位となっています(厚生労働省の人口動態統計)。胃がんを早期発見できたら良いと思いませんか?
当院では、このたび「ABC検診」という胃がんのリスクを評価する検診を新たに導入いたしました。この検診は、胃がんになるリスクを“事前に”知ることができる画期的な検査です。
■ ABC検診とは?
ABC検診とは、血液検査で胃がんのリスクを分類する方法です。
次の2つを組み合わせてリスクを判定します。
-ピロリ菌抗体検査(ピロリ菌感染の有無)
-ペプシノゲン検査(胃粘膜の萎縮の程度)
この2つの結果をもとに、「A~D」の4つのグループに分類します。
それぞれのグループは、胃がんのリスクの高さを示しています。
胃がんは、ピロリ菌感染と強く関係しています。
ピロリ菌が胃に長くとどまることで、胃の粘膜に炎症が起こり、胃粘膜が萎縮し、やがてがんにつながるとされています。
ABC検診では、今の胃の状態やピロリ菌の有無を「見える化」できます。
しかも、胃カメラのような苦痛を伴わず、採血だけで簡単に調べられます。
ただし、胃がんのなりやすさ・リスクの程度を判定する検査であり、現在の胃がんの有無を診断する検査ではありません。
■ なぜ今、ABC検診なの?
ABC検診により胃がんリスクを早期に把握し、予防や定期的な検査につなげることが可能になります。
■ このような方におすすめです
– 胃の検診をこれまで一度も受けたことがない方
– 胃の不調はないけれど、胃がんが心配な方
– ご家族に胃がんの既往がある方
– ピロリ菌の感染が気になる方
– バリウムや胃カメラが苦手な方
■ ABC検診のメリット
✅ 採血のみで検査可能
✅ 胃の状態とリスクがわかる
✅ ピロリ菌感染の有無がわかる
✅ 今後の検査や治療の必要性が明確になる
✅ 検査結果に応じて、適切な医療機関をご紹介可能
■ 検診を受けたあとのフォロー
もし検査でリスクが高いと判定された場合もご安心ください。
当院では、近隣の信頼できる病院と医療連携体制を構築しています。
必要に応じて胃カメラなどの精密検査が可能な専門医療機関へのご案内が可能です。
医療連携登録している医療機関
-大森赤十字病院
-池上総合病院
-牧田総合病院
-東邦大学医療センター大森病院
-荏原病院
-NTT東日本関東病院
-昭和医科大学病院
-川崎幸病院
*その他どこの医療機関でもご紹介可能です。
■ 注意事項
以下の項目にあてはまる方は検査の対象外となります。
-過去にピロリ菌の除菌治療を受けたことがある方
-胃痛などの自覚症状がある方
-胃を切除された方
-胃がんの手術を受けた方
-胃酸の分泌を抑える薬(オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾール、エソメプラゾール、ボノプラザン)を服用中、または最近まで服用していた方
-腎不全の方
■ 最後に
あなたの体を知ることが、未来の健康を守る第一歩。
まずは、ABC検診を受けてみませんか?
*費用:¥3900(税込) 保険適用外です。
*ABC検診のみご希望の場合、ご予約は不要です。直接ご来院ください。
胃がんリスク検診(ABC検診)についてYouTube動画でも解説しています。
https://youtube.com/shorts/R0gfhse486w
https://youtube.com/shorts/BTFuO-5zqog
https://youtube.com/shorts/g8mlqOrJsn8