お知らせ

2022.11.16

AI技術を用いた「胸部エックス線画像の自動病変検出ソフト」を導入いたしました。

●AI技術を用いた「胸部エックス線画像の自動病変検出ソフト」を導入
人工知能(AI)は、すでに様々な商品やサービスに組み込まれて利用されています。例として、スマートフォンに搭載されている米Appleの「Siri」、各社のロボット掃除機などがあります。
AIの進化に伴い、医療現場で日常的に行われるエックス線写真の画像診断にも、その技術を活用できる時代になりました。
今回、当院では、富士フィルムの開発した画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID」を導入いたしました。AI技術を活用した装置がエックス線画像を自動で解析し、肺がん・肺炎・気胸といった病気を見つけて医師をサポートしてくれます。
私(院長)は、胸部エックス線画像の中から異常を見つけることに大いに自信を持っています。それでも、10年以上の経験を持つ専門医に対してこの装置を使った実験で、異常を見つけ出す感度が向上したというデータがあるため、病気のさらなる早期発見が期待できるものと考えております。医師の眼とAIの眼、両方を用いてより精度の高い画像診断を目指します。

●3つの画像所見に対応
この装置は、以下の3つの異常を検出します。
① 結節影・腫瘤影:肺がんなどの類円形の陰影です。
② 浸潤影:肺炎や結核などの感染症で見られます。
③ 気胸:肺に穴が開いて、肺がしぼんでしまう病気です。

●当院で胸部エックス線検査をお受けになった患者様は、いつでもこの装置での解析が可能です。今回の装置の導入は、患者様にご提供する医療の質のさらなる向上が目的であり、画像解析に関して追加でお支払いいただく料金は一切ございません。
現時点でこの装置を導入しているクリニックは、大田区および近隣の世田谷区・品川区・目黒区を合わせると当院を含めて4件です(東京23区を合計すると16件)。当院は今後も近未来志向で積極的に新しいことに挑戦して参ります。

★どこかに肺がんが隠れています。どこに異常があるか分かりますか?

CXR-AIDで解析すると異常が確信度ごとにヒートマップで表示されます。

 

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