当院はヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種に対応しています。
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ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです(HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています)。
HPVは子宮頸がんの患者様の90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することで、がんになると考えられています。子宮頸がん以外にも、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類あります。
また、平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中で、定期接種の対象年齢(小学校6年~高校1年相当)の間に接種を逃した方には、あらためて公費での接種の機会が提供されています。これをキャッチアップ接種と呼びます。
HPVワクチンは16歳頃までに接種するのが最も効果が高いとされていますが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています。
キャッチアップ接種の実施期間は令和7年(2025年)3月末までとなっています。標準的な接種間隔の場合、接種完了までに6か月かかることから、キャッチアップ接種は令和6年(2024年)9月までに1回目を打つ必要があります。